■music freak magazine Vol.107 2003年10月号

昨年7月31日、13歳でデビュー。1stシングル「beginning dream」がスマッシュヒットを記録したのも記憶に新しい菅崎茜。あれから1年、待望の1stアルバム『beginning』が10月22日に届けられる。彼女の声の魅力に満ちた全12曲は、どれもが個性的かつバラエティに富んだ仕上がり。菅崎茜のこれからを感じさせるに十分な可能性を秘めている。そんな1stアルバムについて彼女自身から語って貰った。



●1stアルバム「beginning」が完成しましたが現在の心境はいかがですか。
●「やっと出来たんだなぁって、今は嬉しいなって思ってます。これは、本当に頑張って出来たアルバムなんです。学校が休みの時はもうほとんどGIZAのレコーディングスタジオにずっと通ってましたから(笑)」
●このアルバムにはシングル曲が3曲収録されています。どちらかというと菅崎さんのシングル曲はアップテンポのイメージがあったんですけど、アルバムは全体を通して聴くと、すごく落ち着いていて大人っぽいですね。歌詞は14歳らしいけど、曲や歌はあんまりそういう年齢を感じさせないというか・・・。
●「よくそう言われます(笑)。年齢は誤魔化していないんですけどね(笑)。でも、もう初めてのアルバムだから今の私を全部詰め込んだ感じ。「Ribbon in the sky」みたいに、今しか書けないような曲もありますよ。」
●このアルバムは全体的に何か切ない感じもありますよね。
●「実際、レコーディングの時も切ない感じを大切にしました。そういう歌い方の方が曲とのハマりが良くて伝わるかなって。」
●ゆったりとした曲調の「星に願いを〜I wish upon a star〜」から始まって切ない「恋ごころ」がエンディングに来る曲順もそんな感じにさせますよね。
●「そうですね。あと、レコーディング中に意識していたのは、飽きずに心に残る歌を歌いたいな、なんだか気付かない内に口ずさんでいるとか、そういう風になればいいなとずっと思ってました。だから、歌詞とか歌い方にも注意しました。」
●レコーディングはいかがでした?
●「大変でした。歌いながら歌詞を書いて、今日出来た歌詞を見ながら今日歌うとか、ハードスケジュールでしたね。まだ、あんまりメロディを覚えてない時に歌詞を書いて、その場で覚えてそれを歌うというのは、なかなか大変。」
●特に大変だったのは?
●「「星に願いを〜」は、この歌に慣れるまでが難しかった。「Truth」も歌うのが難しかったですね。」
●どういう所が難しかった?
●「暗めの曲なので、歌もどうしても暗めになっちゃうんですね。感情を込め過ぎるとその曲に合い過ぎて余計暗くなるし、感情を込めながらも暗くならないように歌う、それが難しかったですね。でも、"そういう所で希望感を出すように"ってアドバイスを頂いて"その方が逆に切ない"って。そんな中で、「いつまでもずっと」は結構歌えたかなって自分では思ってます。」
●それと、初めてのアルバムにして全曲歌詞を書いてますよね。それもすごい歌詞が詞として独立してる感があるんですが、以前から歌詞を書いていたりはしたんですか?
●「いえ、実際きちんと歌詞を書き始めたのはデビューするのが決まってからなんです。だから、1曲歌詞を書き上げたのはデビュー曲の「beginning dream」が初めてだったんですよ。でも、ほんと歌詞を書くのって大変ですよね。」
●歌詞はいつもどういう風にして書いているのですか。
●「私は、電車に乗ってたり、車に乗ってたりで歌詞が浮かんで来るとかはないし、暇があったら書くとかも出来ないんです。"集中して書こう!"って思って、机の上でないと書けないんです。それと同じでレコーディングも集中型ですね。」
●今回はタイトルが「beginning」という事で、歌詞の中にも"夢"や"希望"といった前向きな単語が数多く出て来ますが、やはりそういうテーマは意識して作った?
●「"夢"とか"希望"とか"未来"は常に入れようと思って作りました。私にも大きな夢があるし。歌詞は実体験をそのまま書くというよりは、空想で書く事の方が多いですね。でも「Ribbon in the sky」は、わりと自分自身に近いかもしれませんね。」
●では、菅崎さんがこのアルバムで気に入ってる曲は?
●「全曲気に入ってます(笑)。その中でも特に気に入っているのは「君に会いたくて」。レコーディングでは、「Ribbon in the sky」も私の好きな曲で、レコーディングの後半に出来たんですが、色々試せて楽しかったですね。「君の名前 呼ぶだけで」は普段はレコーディングに使っていない狭いレコーディングブースで歌ったのを覚えています。ちょっと難しい曲だから歌えないかなぁと思って、違う所で歌ったら気分が変わって歌えたんです。「La La La ・・〜夢をみつめたままで〜」は、歌詞を考えている内にスラスラ出来ました。」
●さて、デビュー・シングル「beginning dream」のリリースから1年以上経ちました。自分の中で変わったと思う事は?
●「成長?したのかな。あんまり分からないですね。本当に。でも歌の方は少し成長したかも。声とかの幅は広がりました。「恋ごころ」のファルセットのキーなんかは、以前の私だったら歌えなかっただろうな。」
●アーティストとしての活動が本格的に始まったこの1年間だったわけですが、実感としてはいかがですか?
●「大変だけど、その分面白い所もあるから楽しいです。自分の歌をたくさんの人に届けられるのは嬉しいし。「どんなことしてるの?」って友達に聞かれるけど、あんまり言わない。恥ずかしいから(笑)」
●この前のTHURSDAYライヴでは全然そう見えませんでしたよ。度胸があるのかな?
●「ライヴはリハーサルの方が恥ずかしいんです(笑)。知っている人に前で見られると照れ臭い。ライヴは好きだし、本番は楽しいけど、リハーサルは苦手です(笑)。」
●それでは、菅崎茜の現在の夢とは?
●「夢・・・ミリオンかな(笑)。英語の授業でミリオンって習って。そこから目標はミリオンなんです。」
●最後に、この1stアルバムはどんな人にどんな風に聴いて欲しいですか。
●「自分自身でも頑張ったアルバムだと思っているので、ぜひ、アルバムを聴いて下さい。いつでもどこでもたくさんの人に聴いて欲しいんですけど、私的にはじっくり1人の時とかに聴いて欲しいですね。同世代の女の子とかにも聴いて欲しいし、元気が出るような感じで聴いて貰えたら嬉しいです。」